SBIのスクリーニング 有望株を”発掘”できるおすすめ条件

 2020/11/30

SBIのスクリーニングツールを有効的に使えれば、これまで知り得なかった銘柄に出会えます。

特にSBIだけのスクリーニング機能は貴重です。

口座開設者であれば誰でも扱えるので、元証券マンがおすすめの使い方をお教えします。

SBIだけで使える2つのスクリーニング機能

SBI証券のアカウントには、条件設定は不要でスクリーニング可能なツールが搭載されています。

「SBIおすすめスクリーナー」と「チャート形状検索」を紹介します。
 

SBIおすすめスクリーナー

SBIスクリーニングのSBIおすすめスクリーナーの見方

SBIスクリーニングのSBIおすすめスクリーナーの見方

SBI証券がカスタマイズした条件で銘柄スクリーニングできる「SBIおすすめスクリーナー」。

6つの登録条件から銘柄抽出できます。

高配当銘柄        ⇒ インカムゲイン狙い
財務健全・割安銘柄    ⇒ バリュー株狙い
高成長銘柄        ⇒ 中・長期投資狙い
20万円以下で買える銘柄 ⇒ 低位株狙い
大型優良銘柄      ⇒ 安定株狙い
高ベータ銘柄      ⇒ 短期順張り狙い

簡単に銘柄選びができる便利なスクリーニングツールです。

ただ、時期と条件次第で200銘柄以上スクリーニングされることも。

私のおすすめスクリーニング条件も紹介しているので、抽出数が多いときは条件を追加して下さい。
 

チャート形状検索

SBIスクリーニングのチャート形状の見方

SBIスクリーニングのチャート形状の見方

チャート形状からスクリーニングを行う「チャート形状検索」。

抽出銘柄の日足チャートも付いているので、チャート形状とあわせて株価予測できるのが特徴です。

SBIスクリーニングの「チャート形状検索」の使い方

SBIスクリーニングの「チャート形状検索」の使い方

チャートパターンは全25種類。

順張り、逆張り、どのトレードスタイルも網羅しています。

デイトレ・スイングトレーダーにおすすめのスクリーニング機能です。
 

元証券マンも設定 おすすめスクリーニング条件

「デイトレ」「スイング」「中・長期」「バリュー」「グロース」。

投資スタイルに適した銘柄があるように、スクリーニング条件も変更する必要があります

SBIのスクリーニングはファンダメンタルズ、テクニカルともに充実。

あらゆる投資スタイルに使える万能なスクリーニングツールなのでおすすめです。

では条件を見ていきましょう。
 

デイトレード

値動きが激しく、短期的に市場で注目されている銘柄をスクリーニングします。

設定番号 項目名 日付 数値
年初来高値更新 今日
株価モメンタム 6 – 10
値上がり率 3% – 15%
出来高増加率 前日 1.5 – 4.0
売買代金増加率 前日 1.1 – 3.0

 
デイトレは高ボラティリティ銘柄をスクリーニングするのがポイントです。

①~⑤の条件設定で1日複数回取引しても値幅の狙える銘柄が抽出できます。

SBIスクリーニングの「株価パフォーマンス」から設定可能です。
 

スイングトレード

数日~数十日で値動きしやすい銘柄をスクリーニングします。

設定番号 項目名 日付 数値
株価移動平均線乖離率 5営業日前 -10% ~ 10%
出来高増加率 20営業日前 0 – 4.0
ゴールデンクロス 5日 / 25日
一目均衡雲抜け上
ボリンジャーバンド -3σ / +3σ
RSI 過去14日 0 – 50%
MACD 日足 買いシグナル

 
トレンドの入れ替わり、相場の過熱感を測りやすい指標を選択しました。

不規則な値動きをしずらい銘柄がスクリーニングされるので、取引しやすい銘柄が抽出されるのもポイント。

スイングトレーダーにおすすめの条件です。
 

中・長期トレード

財務健全で着々と成長を続ける銘柄をスクリーニングします。

設定番号 項目名 日付 数値
企業スコア 6 – 10
財務健全スコア 7 – 10
経常利益変化率 3年前年度比 10%~
過去3年平均売上高成長率 8%~
長期成長率 前日 3%~

 
目先の外的要因などの影響を受けても、成長を続けられる可能性の高い銘柄がスクリーニングされます

「配当利回り」は外しました。

マザーズ・ジャスダックの新興企業は「配当 < 自己投資」に回すことが多く、キャピタルゲインでの投資家還元を考えているからです。

中・長期でインカムゲインも狙いたければ「配当利回り:2.0%以上」の条件追加もありです。
 

バリュー株投資

株価の割安性とあわせて成長力のある銘柄をスクリーニングします。

設定番号 項目名 日付 数値
PER 15倍以下
PBR 1.5倍以下
ROE 5%以上
経常利益変化率 3年前年度比 10%~
過去3年平均売上高成長率 8%~

 
PBRやPERなどの割安感を測る指標とあわせて、売上・利益の伸び率も抑えることが重要です。

単に割安な株を抽出しても株価上昇しなければキャピタルゲインは狙えません。

たとえば地銀関連株はPER10倍以下、PBR1倍以下の銘柄がゴロゴロしています。

しかし、ほとんどの銘柄は株価横ばいの状態。

現在の価値だけで判断をしても本当の有望株とは言えないので、成長性の分かるスクリーニング条件は加えておきたいところです。
 

グロース株投資

企業価値が低く業績右肩上がりの銘柄をスクリーニングします。

設定番号 項目名 日付 数値
ROE 10%以上
時価総額 500億円以下
売上高成長率 10%以上
経常利益成長率 10%以上
過去3年平均売上高成長率 10%~

 
主にマザーズやジャスダック市場の上場してまもない銘柄がスクリーニングされます。

値上がりしやすく、利益を上げやすいのが特徴です。

収益性や成長性を重視した条件でスクリーニングすることがおすすめです。

テンバガー銘柄(10倍株)の見つけ方 も参考になると思います。
 

スクリーニング条件の設定方法

①:銘柄検索から赤枠のスクリーニング

「スクリーニング」を選択

「スクリーニング」を選択

②:新規スクリーニング

「新規スクリーニング」を選択

「新規スクリーニング」を選択

③:ページ下部の「+検索条件の追加」

「検索条件の追加」を選択

「検索条件の追加」を選択

④:条件ボックスにチェックを付けて条件に追加。数値を設定。

チェックを付けて「条件に追加」を選択

チェックを付けて「条件に追加」を選択

登録条件の消失はアップデートが要因

SBIのスクリーニングで登録条件が消えるとの評判が立っています。

消失理由はアップデートによる影響です。

SBIは2020年9月の月末最終週にスクリーニングツールの大型アップデートを実行。

アップデート前のデータが引継がれない状態になっていました。

今後もアップデートが行われると設定が消える可能性もあるでしょう。

設定条件を控えておくことをおすすめします。
 

SBIのスクリーニングは機能が充実

「SBIおすすめスクリーナー」「チャート形状検索」のオリジナル機能はともかく、指標も充実するSBIのスクリーニングツール。

素人、玄人、短期、中期、長期、どの投資家タイプでも扱えます

今までとは違う銘柄抽出方法から有望株を見つけ出してみて下さい。
 
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