2020年のテンバガー候補株はITBOOKホールディングス

 2020/10/01

テンバガーとは、株価が10倍に大化けする銘柄を指します。

2020年5月にテラ(2191)がテンバガーを達成しましたが、テンバガー候補銘柄はまだ存在します。

そこで今回は、独自の視点で選んだテンバガー2020年候補銘柄を紹介しつつ、テンバガー銘柄の見つけ方を解説

2020年も残り半分となりましたが、あなたの投資にお役立ていただけますと幸いです。

テンバガー2020年銘柄候補

私が注目している2020年テンバガー銘柄はITBOOKホールディングス(1447)。

国策、AI関連に該当する将来性の高い有望株です。

ITBOOKホールディングスはテンバガー候補株

ITBOOKホールディングス(1447)は、ITコンサル企業のITBOOKと、地盤調査や地盤改良工事を手掛けるサムシングホールディングスが2018年10月に経営統合した会社です。

「ITを活用し、豊かな社会を実現します。」を企業理念とし、「行政向け」「独立行政法人向け」「民間企業向け」「金融業界向け」の4つの事業分野を展開。

多方面で活躍をしています。

その中でも「テーマ性」を重視してテンバガーに期待しているのは「行政向け」の事業です。

同事業では、政府が本腰を入れているマイナンバーの促進活動を手掛けています。

マイナンバーの活用が普及することで同社の需要はさらに高まるのですが、テンバガー2020年の銘柄候補に選定した理由は、マイナンバーカード普及の進行がほぼ確定しているためです。
 
マイナンバーカード普及が追い風

2020年に普及が進行する理由は、現時点で2つあります。

① デジタル化の推進

政府は現在、行政のデジタル化推進に取り組んでいます。

自治体はコロナ対策の給付金申請内容を手作業で確認する例が相次ぎ、対応が大幅に遅れました。

今回の教訓を経て「マイナンバー制度と国と地方のデジタル基盤を抜本的に改善する必要がある」と、菅義偉官房長官は強調しています。

まずは運転免許証や国家資格証のデジタル化、マイナンバーカードとの一体化を検討。

年内には工程表を策定することが報じられています。

② マイナポイントの開始

マイナポイントの申し込みが2020年7月1日から開始します。

マイナポイントとは、国の消費活性化策のひとつです。

マイナンバーカード所持者がキャッシュレス決済もしくは入金をすることで、国から上限5,000円分のポイントが付与されます。
※国から消費者に直接付与するのではなく、PayPayなどのキャッシュレス決済事業者から消費者に付与

ITBOOKホールディングスはマイナンバーの促進活動に留まらず、地方公共団体向けにマイナポイントの利用促進支援サービスも提供。

国策銘柄の有力株としてテンバガーに期待出来そうです。
 
世界初のプロジェクトに参画

マイナンバーカードの促進活動だけがITBOOKホールディングスの魅力ではありません。

同社は日本財団主催の「世界初の無人運航船の実証実験」にも携わっており、水陸両用無人運転技術の開発を手掛けています。

自動車は無人運転の実証実験が進められていますが、海運は通信環境整備や障害物を瞬時に避けることが難しく、無人運航船の開発は世界でもあまり行われていませんでした。

しかし、日本はIoTやAIなどをはじめ、世界的に見ても際立つ技術を保持しています。

無人運航船の実証実験は、高いIT技術を誇る複数の民間企業が共同開発を行うビッグプロジェクトです。

そして来たる7月3日、ITBOOKホールディングスは水陸両用無人運航船実証実験プロジェクトの共同記者会見を開きます。

内容次第で株価上昇に期待出来るので、こちらも目が離せない事業です。
 
踏み上げ相場に期待

7月1日時点の同社の株価チャートです。

直近最安値272円(3月17日)から、直近高値949円(6月24日)ですでに上昇率348%を記録。

しかし、直近4日間のローソク足は陰線を形成、短期トレンドは下落傾向です。

ITBOOKホールディングスの株価チャート

ITBOOKホールディングスの株価チャート

思惑買いにより連日急騰したため利確売りの先行、また、外国人機関投資家の空売り急増により、下落に拍車が掛かっています。

ただ、私は今が押し目買いのチャンスではないかと捉えています。

一気に空売り残が急増したことで、踏み上げ相場に転じる可能性は十分に考えられるからです。

ITBOOKホールディングスの押し目狙い

ITBOOKホールディングスの押し目狙い

こちらの投資家の方も同様の読みをされていました。

そもそも直近の株価上昇は思惑買いです。

国策、ビッグプロジェクトのファンダメンタルが本機能するのはこれからの話、2020年のテンバガー候補銘柄に該当すると思います。

気になる個人投資家の方は、ITBOOKホールディングスの株価動向に目を向けてみて下さい。

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2020年の注目テンバガー候補株

テンバガー銘柄は時流に乗っている中小型株が狙い目です。

テラ(2191)の大化け理由も時流でした。

同銘柄は4月27日、新型コロナ感染症に対する間葉系幹細胞を用いた治療法を、セネジェニックス・ジャパンと共同研究契約を締結したと発表。

株価は連日ストップ高で急騰しました。

つまり、テーマ性があり持続的に市場成長している事業は要注目と言えます。

今回私が選んだ2020年のテンバガー銘柄候補は、話題のAI・5Gから各3銘柄、個人的に注目している1銘柄を紹介。

「テーマ性」「中小型株」「成長性」を重きに選定しました。
 

AI関連銘柄

2020年のテンバガー最有力テーマと言っても過言ではないAI(人工知能)。

昨今のコロナ相場で調整は行われましたが、国内外でコロナワクチン開発報道も増えつつあり、近未来に期待できるAI関連に資金が戻っています

直近安値からテンバガーを狙えるAI銘柄を3つ厳選しました。

銘柄名 市場 業種 時価総額 上場日 株価(直近最安値 → 直近株価) 上昇期待理由
日本テクノ・ラボ(3849) 札幌証券 情報・通信 59.8億円 1998/7 950円(3/23) → 3,500円(7/1) 完全自社開発の映像監視ソリューション「FIRE DIPPER®」に「AI画像認識機能」を搭載。売上・利益伸び高い。新興市場。時価総額100億円以下
ブリッジインターナショナル(7039) マザーズ サービス 90.2億円 2018/10 1,180円(3/23) → 3,420円(7/1) 売上・利益の成長性が高い。AI型営業活動支援ソフトの強化。インサイドセールスが主軸のためコロナの影響を受けにくい。初配当の期待も有り
Macbee Planet(7095) マザーズ サービス 85.9億円 2020/3 1,615円(4/2) → 4,550円(7/1) 時価総額100億以下。上場後まもないですが売上・利益の成長性がずば抜けている

 
中でも最注目銘柄はMacbeePlanet(7095)。

同社はWeb広告のデータ分析・管理システムを展開する企業ですが、2020年3月に上場後も新規顧客獲得が好調です。

売上・利益ともに急成長中の企業は見逃せません。

6月30日には高値5,690円を記録、また7月1日より増担保銘柄に適用されていますが、2020年末の中期目線で見ると今後の株価上昇に期待できると思います。
 

5G関連銘柄

AI関連もさることながら2020年の5G関連も重要なテーマです。

と言うのも、コロナ抑制による自粛要請で巣ごもり消費が拡大、動画配信サービスやオンラインゲームの需要が増加しました。

「高速・大容量」「低遅延」「多数端末との接続」が必要とされています。

アフターコロナを見据えても5Gの活用は大いに求められるので、5G関連のテンバガー候補を厳選しました。

銘柄名 市場 業種 時価総額 上場日 株価(直近最安値 → 直近株価) 上昇期待理由
TOWA(6315) 東証1部 機械 333億円 1996/9 600円(3/23) → 1,236円(7/1) 中国の半導体投資の拡大を享受。売上・利益が急伸
PALTEK(7587) 東証2部 卸売業 59.8億円 1998/7 280円(3/13) → 549円(7/1) 半導体が想定超で伸びている。空間除菌システムの提供開始と拡販に期待できる
日本通信(9424) 東証1部 情報・通信 280億円 1996/5 133円(3/13) → 190円(7/1) 米国5G(CBRS)の商用基地局に関する認可取得済み、ローカル5Gとしても高注目。NTTドコモと争っていた料金の件で総務大臣の裁定を取り付けられたことで期待上昇

 
5G関連はTOWA(6315)が目に留まります。

同社は封止や裁断加工などの半導体後工程用製造装置の大手企業です。

昨今では中国の半導体投資拡大の享受で業績好調、売上・利益が急伸しています。

ただ、東証1部、時価総額333億円、上場年月1996年9月と、テンバガーの基準から外れているのも事実です。
※テンバガー基準:新興市場・時価総額300億円以下・上場5年以内

株価10倍の期待は難しいかもしれませんが、これからの株価上昇は期待できると思います。
 

テンバガー2020年の銘柄候補 テーマ株に期待

AI・5Gのテーマ株を中心に2020年のテンバガー候補を上げてみました。

ただ、今回取り上げたテンバガー候補は独自分析によるものなので、ぜひ他業種にも目を向けていただきたいです。

例えばコロナ関連で急騰・暴落の激しいバイオ株。

新型コロナワクチン・検査薬の開発はもちろん、他材料でも豊富なお宝バイオ株は多数存在します。

コロナ相場の本命バイオ株 を厳選、解説しているのでこちらもあわせてご確認いただけますと幸いです。

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