テンバガー 2020年の候補銘柄 元証券マンが注目7銘柄を厳選

 2020/10/01

テンバガーとは、株価が10倍に大化けする銘柄を指します。

2020年5月にテラ(2191)がテンバガーを達成しましたが、テンバガー候補銘柄はまだ存在します。

そこで今回は、独自の視点で選んだテンバガー2020年候補銘柄を紹介しつつ、テンバガー銘柄の見つけ方を解説

2020年も残り半分となりましたが、あなたの投資にお役立ていただけますと幸いです。

テンバガー2020年銘柄候補

【追記:2020/7/30】

昨今、新興市場を中心とした好業績の中小型株が不調です。

理由は空売りを仕掛ける機関が増えているため。

買い戻しは9月以降、夏枯れ相場が落ち着いた頃になるかもしれません。

短期取引の方は迅速な損切り決断を、中・長期保有の方は様子見することをおすすめします。

では、本題「テンバガー2020年候補銘柄 元証券マンが注目7銘柄を厳選」に戻ります。

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結論から言いますと、テンバガー銘柄は時流に乗っている中小型株が狙い目です。

テラ(2191)の大化け理由も時流でした。

同銘柄は4月27日、新型コロナ感染症に対する間葉系幹細胞を用いた治療法を、セネジェニックス・ジャパンと共同研究契約を締結したと発表。

株価は連日ストップ高で急騰しました。

つまり、テーマ性があり持続的に市場成長している事業は要注目と言えます。

今回私が選んだ2020年のテンバガー銘柄候補は、話題のAI・5Gから各3銘柄、個人的に注目している1銘柄を紹介。

「テーマ性」「中小型株」「成長性」を重きに選定しました。
 

AI関連銘柄

2020年のテンバガー最有力テーマと言っても過言ではないAI(人工知能)。

昨今のコロナ相場で調整は行われましたが、国内外でコロナワクチン開発報道も増えつつあり、近未来に期待できるAI関連に資金が戻っています

直近安値からテンバガーを狙えるAI銘柄を3つ厳選しました。

銘柄名市場業種時価総額上場日株価(直近最安値 → 直近株価)上昇期待理由
日本テクノ・ラボ(3849)札幌証券情報・通信59.8億円1998/7950円(3/23) → 3,500円(7/1)完全自社開発の映像監視ソリューション「FIRE DIPPER®」に「AI画像認識機能」を搭載。売上・利益伸び高い。新興市場。時価総額100億円以下
ブリッジインターナショナル(7039)マザーズサービス90.2億円2018/101,180円(3/23) → 3,420円(7/1)売上・利益の成長性が高い。AI型営業活動支援ソフトの強化。インサイドセールスが主軸のためコロナの影響を受けにくい。初配当の期待も有り
Macbee Planet(7095)マザーズサービス85.9億円2020/31,615円(4/2) → 4,550円(7/1)時価総額100億以下。上場後まもないですが売上・利益の成長性がずば抜けている

 
中でも最注目銘柄はMacbeePlanet(7095)。

同社はWeb広告のデータ分析・管理システムを展開する企業ですが、2020年3月に上場後も新規顧客獲得が好調です。

売上・利益ともに急成長中の企業は見逃せません。

6月30日には高値5,690円を記録、また7月1日より増担保銘柄に適用されていますが、2020年末の中期目線で見ると今後の株価上昇に期待できると思います。
 

5G関連銘柄

AI関連もさることながら2020年の5G関連も重要なテーマです。

と言うのも、コロナ抑制による自粛要請で巣ごもり消費が拡大、動画配信サービスやオンラインゲームの需要が増加しました。

「高速・大容量」「低遅延」「多数端末との接続」が必要とされています。

アフターコロナを見据えても5Gの活用は大いに求められるので、5G関連のテンバガー候補を厳選しました。

銘柄名市場業種時価総額上場日株価(直近最安値 → 直近株価)上昇期待理由
TOWA(6315)東証1部機械333億円1996/9600円(3/23) → 1,236円(7/1)中国の半導体投資の拡大を享受。売上・利益が急伸
PALTEK(7587)東証2部卸売業59.8億円1998/7280円(3/13) → 549円(7/1)半導体が想定超で伸びている。空間除菌システムの提供開始と拡販に期待できる
日本通信(9424)東証1部情報・通信280億円1996/5133円(3/13) → 190円(7/1)米国5G(CBRS)の商用基地局に関する認可取得済み、ローカル5Gとしても高注目。NTTドコモと争っていた料金の件で総務大臣の裁定を取り付けられたことで期待上昇

 
5G関連はTOWA(6315)が目に留まります。

同社は封止や裁断加工などの半導体後工程用製造装置の大手企業です。

昨今では中国の半導体投資拡大の享受で業績好調、売上・利益が急伸しています。

ただ、東証1部、時価総額333億円、上場年月1996年9月と、テンバガーの基準から外れているのも事実です。
※テンバガー基準:新興市場・時価総額300億円以下・上場5年以内

株価10倍の期待は難しいかもしれませんが、これからの株価上昇は期待できると思います。

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証券マンが注視 テンバガー2020年銘柄候補

私が注目している2020年テンバガー銘柄はITBOOKホールディングス(1447)です。

当銘柄はAI関連銘柄にも該当しますが、テンバガーへの期待は別事業の比重が大きいため個別で解説します。

ITBOOKホールディングス(1447)は、ITコンサル企業のITBOOKと、地盤調査や地盤改良工事を手掛けるサムシングホールディングスが2018年10月に経営統合した会社です。

「ITを活用し、豊かな社会を実現します。」を企業理念とし、「行政向け」「独立行政法人向け」「民間企業向け」「金融業界向け」の4つの事業分野を展開。

多方面で活躍をしています。

その中でも「テーマ性」を重視してテンバガーに期待しているのは「行政向け」の事業です。

同事業では、政府が本腰を入れているマイナンバーの促進活動を手掛けています。

マイナンバーの活用が普及することで同社の需要はさらに高まるのですが、テンバガー2020年の銘柄候補に選定した理由は、マイナンバーカード普及の進行がほぼ確定しているためです。
 
マイナンバーカード普及が追い風

2020年に普及が進行する理由は、現時点で2つあります。

① デジタル化の推進

政府は現在、行政のデジタル化推進に取り組んでいます。

自治体はコロナ対策の給付金申請内容を手作業で確認する例が相次ぎ、対応が大幅に遅れました。

今回の教訓を経て「マイナンバー制度と国と地方のデジタル基盤を抜本的に改善する必要がある」と、菅義偉官房長官は強調しています。

まずは運転免許証や国家資格証のデジタル化、マイナンバーカードとの一体化を検討。

年内には工程表を策定することが報じられています。

② マイナポイントの開始

マイナポイントの申し込みが2020年7月1日から開始します。

マイナポイントとは、国の消費活性化策のひとつです。

マイナンバーカード所持者がキャッシュレス決済もしくは入金をすることで、国から上限5,000円分のポイントが付与されます。
※国から消費者に直接付与するのではなく、PayPayなどのキャッシュレス決済事業者から消費者に付与

ITBOOKホールディングスはマイナンバーの促進活動に留まらず、地方公共団体向けにマイナポイントの利用促進支援サービスも提供。

国策銘柄の有力株としてテンバガーに期待出来そうです。
 
世界初のプロジェクトに参画

マイナンバーカードの促進活動だけがITBOOKホールディングスの魅力ではありません。

同社は日本財団主催の「世界初の無人運航船の実証実験」にも携わっており、水陸両用無人運転技術の開発を手掛けています。

自動車は無人運転の実証実験が進められていますが、海運は通信環境整備や障害物を瞬時に避けることが難しく、無人運航船の開発は世界でもあまり行われていませんでした。

しかし、日本はIoTやAIなどをはじめ、世界的に見ても際立つ技術を保持しています。

無人運航船の実証実験は、高いIT技術を誇る複数の民間企業が共同開発を行うビッグプロジェクトです。

そして来たる7月3日、ITBOOKホールディングスは水陸両用無人運航船実証実験プロジェクトの共同記者会見を開きます。

内容次第で株価上昇に期待出来るので、こちらも目が離せない事業です。
 
踏み上げ相場に期待

7月1日時点の同社の株価チャートです。

直近最安値272円(3月17日)から、直近高値949円(6月24日)ですでに上昇率348%を記録。

しかし、直近4日間のローソク足は陰線を形成、短期トレンドは下落傾向です。

ITBOOKホールディングスの株価チャート

ITBOOKホールディングスの株価チャート

思惑買いにより連日急騰したため利確売りの先行、また、外国人機関投資家の空売り急増により、下落に拍車が掛かっています。

ただ、私は今が押し目買いのチャンスではないかと捉えています。

一気に空売り残が急増したことで、踏み上げ相場に転じる可能性は十分に考えられるからです。

ITBOOKホールディングスの押し目狙い

ITBOOKホールディングスの押し目狙い

こちらの投資家の方も同様の読みをされていました。

そもそも直近の株価上昇は思惑買いです。

国策、ビッグプロジェクトのファンダメンタルが本機能するのはこれからの話、2020年のテンバガー候補銘柄に該当すると思います。

気になる個人投資家の方は、ITBOOKホールディングスの株価動向に目を向けてみて下さい。
 

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テンバガーとは

そもそもテンバガーとは英語で「Ten Bagger」と書き、野球の塁打を指す用語です。

2塁打であれば「Two Bagger」、本塁打は「Four Bagger」なので「Ten Bagger」は10塁打となります。

1試合で10塁打という驚異的な数字をあげることが、ウォール街で「株価が10倍以上に大化けした株(10倍株)」という意味で使われるようになりました。

このテンバガーという言葉を広めたのは、かつて米国運用大手フィデリティ・インベストメンツのマゼラン・ファンドを運用していた、ファンドマネージャーの「ピーター・リンチ」です。

ピーター・リンチ

出典:Bloomberg

彼は1977年から13年間運用した同ファンドで、資産を1800万ドルから140億ドルまで育て上げました。

平均年率は29%のリターン。

長く低迷していた米国市場をもろともせず、資産形成に成功した伝説の人物です。

ピーター・リンチは業績や事業モデルなどファンダメンタルを重視して割安株を選定、長期投資で利益を出すことを得意としていました。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットと同様のバリュー投資家です。

では、どのようにしてテンバガーに期待できる割安株を導き出せるのか、テンバガー銘柄のポイントを解説していきます。
 

2020年のテンバガー銘柄の見つけ方

昨今の新型コロナウイルスの影響を受け、2020年の日本市場は割安株が目立ちます。

ですが、このような割安株を仕込めたからといって、テンバガーを狙えるかは別の話です。

銘柄選びの視点は異なります。

そこで、2020年のテンバガー銘柄候補を見つけ出すため、2019年のテンバガー銘柄の特徴を確認していきましょう。

2019年のテンバガー銘柄は下記の3つです。

銘柄名市場業種時価総額上場日最安値最高値上昇率上昇理由
ホープ(6195)マザーズサービス業146億円2016/6237円3,585円15.13倍サプライズ決算(業績黒字転換)
レアジョブ(6096)マザーズサービス業212億円2014/6217円3,145円14.49倍好決算や株式分割などの好材料多発。国策関連の買いも手助けに
REVOLUTION(8894)東証2部不動産業64.4億円2001/98円84円10.5倍特別な買い材料はなし。仕手株で上昇

 
REVOLUTION(8894)は仕手株銘柄でテンバガーとなったため例外ですが、ホープ(6195)とレアジョブ(6096)は好決算で人気銘柄化しました。

小型株なので誰でも手を出しやすく買いが集中したのでしょう。

ホープは新規事業の電力サービス事業が功を奏し、レアジョブはオンライン英会話の需要だけでなく、国が小中学生に1人1台PCを整備する予算を組む「国策銘柄」として目を向けられたのもポイントでした。

また、市場は東証マザーズ。

マザーズは新興市場と位置付けられ、成長性の高いベンチャー企業などが多く上場しています。

つまり、業績が急激に伸びる企業も珍しくないので、株価の値動きが大きくなりやすいのが特徴です。

これら要因を踏まえ、テンバガー銘柄の発掘時に注目したいポイントをまとめました。

 テンバガー銘柄のポイント

・新興市場の銘柄
・成長性のある銘柄
・上場してから5年以内が目安
・株価500円以下の低位株
・時価総額が300億円以下

1つずつ理由を見ていきましょう。
 

新興市場に上場・成長性のある銘柄

東証マザーズやジャスダック、東証二部は成長性の高い銘柄が多く上場しています。

東証一部に比べて実績は乏しくとも、将来の成長性を見込める企業が多いのが新興市場です。

つまり、売上が急激に伸びている銘柄が潜んでいます。

株価上昇材料は沢山ありますが、売上が伸びることはとても重要です。

単に企業の業績が向上するだけでなく、世の中に受け入れられている証となり、今後の企業成長へと繋がります。

「売上高なくして利益なし」です。

まずは売り上げを伸ばし成長を続けている銘柄に目を向け、業績上振れに期待をしましょう。

そのためには売上成長率を計算して下さい。

 売上成長率 計算式

売上高成長率(%)=(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高×100

端的に言うと、売上高の前期比較を行い、企業の成長性を測定できる指標です。

これにより「市場の拡大」「市場シェアアップ」もしくは「客単価の向上」などを掴みます。

売上成長率の直近3年間を見て毎年20~30%以上伸びていれば超優良水準です。
 

株価500円以下の低位株

過去のテンバガー銘柄の特徴として、株価500円以下の銘柄が大化けするケースが多いです。

昨年のホープ(6195)は株価237円、レアジョブ(6096)も株価217円でした。

購入単価が低いと少額個人投資家も参入しやすいため、動意付いた後でも買いが殺到しやすいのです。

ただし、低位株は注意点が2つあります。

1つ目は仕手筋です。

株価500円以下の低位株であるがゆえ、仕手筋が多額の資金を投じて市場操作しやすいのも事実です。

REVOLUTION(8894)はその一例でしょう。

材料発表もない中、仕手筋が大量買い・空売りで市場操作を行ったため、テンバガーを達成したと思われます。

低位株は仕手筋に狙われやすい株です。

狙っていた低位株が突然急騰・暴落を繰り返した場合は、様子を見る事をおすすめします。

2つ目は倒産リスクです。

新興市場の上場銘柄は成長に期待できる反面、東証一部の企業と比較しても体力がありません。

事業の業績悪化、新事業の立ち上げ失敗などにより、倒産リスクも高まります。

また、仕手筋関係なくして急激な上昇や暴落を起こすことも。

資産を溶かしてしまう可能性もあるので、集中投資は避けて分散投資をしながらリスクヘッジをしましょう。
 

時価総額が300億円以下

時価総額とは、株価×株式発行数で求めることができます。

 時価総額 計算式

時価総額=株価×発行済株式数

すでに成熟している企業は安定期に入っているので、今後時価総額が大きく上昇する可能性は高くありません。

例えばトヨタ自動車(7203)は約22兆円の時価総額ですが、今後2倍3倍に膨れていくとは到底考え難いです。

一方で時価総額が小さい企業は、これから大きくなる可能性を秘めています。

つまり、企業の成長性に期待して、リターンを狙うには時価総額は重要なポイントです。

新興市場は主にベンチャー企業が上場している市場のため、時価総額は比較的小さいことが特徴として挙げられています。

そのため、目を付けるなら時価総額300億円以下の銘柄を狙いましょう。

ホープ(6195)もレアジョブ(6096)も時価総額300億円以下です。
 

上場後5年以内が目安

直近でIPOを迎えた企業の方が、テンバガーになりやすい傾向があります。

ポイントは成長力とスピード力。

創業100年の老舗企業に対し、IPOしたばかりのベンチャー企業の方が成長性に期待できるのは当然です。

時価総額が低いからといって、上場十数年経過している企業にはあまり期待できません。

「新興市場」「売上成長率」「低位株」「上場5年以内」の項目に目を向けながら、2020年のテンバガー銘柄候補を見つけて下さい。
 

テンバガー2020年の銘柄候補 テーマ株に期待

AI・5Gのテーマ株を中心に2020年のテンバガー候補を上げてみました。

ただ、今回取り上げたテンバガー候補は独自分析によるものなので、ぜひ他業種にも目を向けていただきたいです。

例えばコロナ関連で急騰・暴落の激しいバイオ株。

新型コロナワクチン・検査薬の開発はもちろん、他材料でも豊富なお宝バイオ株は多数存在します。

そこでコロナ相場の本命バイオ株 を厳選、解説しているのでこちらもあわせてご確認いただけますと幸いです。

【特選】証券マンおすすめのスクリーニングツール

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