国策銘柄 2020年の低位株&注目3銘柄を厳選

 2020/08/19

国策銘柄

国策銘柄は投資家人気の高いテーマです。

「政策に売りなし」「国策に売りなし」という投資の格言があるように、国の政策に沿ったテーマは追い風を受けやすい傾向があります。

そこで元証券マンの管理人が2020年の国策銘柄を厳選

低位株、注目銘柄を幾つか解説するので、国策銘柄に興味のある方は銘柄選びの参考にしてみて下さい。

国策銘柄とは

国策銘柄とは、国の政策に関連する業種やテーマ株の総称です。

政府は国民生活安定のため、様々な経済政策を打ち出し国家予算を組みます。

国家予算には税金が投入されるので資金は潤沢、政策の規制緩和・撤廃もするので政策に関連する民間企業の制限も緩和。

新たな取り組みが可能となり企業成長に期待できます。

要するに、国策銘柄には「政府の後ろ盾」があるので、株価上昇の期待感が先行しやすく国内外の投資家人気の高さが特徴です。
 

国策銘柄の業種は多様

国策銘柄の業種は変動的で、国の課題・進路は変わり続けます。

2017年は働き方改革で「RPA銘柄」、2018年はキャッシュレス化推進の「キャッシュレス銘柄」や、入管法改正による「人材派遣銘柄」、2019年は東京オリンピックで「建築銘柄」「国土強靭化銘柄」などが中心でした。

2020年は新型コロナウィルスによる「医療・医薬品銘柄」、マイナンバー推進で「マイナンバー銘柄」でしょう。

ただ、1年で政策を終えるケースは稀で、おおかたは数年以上の期間を要します。

国策銘柄は毎年入れ替わりをする訳ではありません

あくまでその年の”中心”なだけで、2020年も働き方改革やキャッシュレス化推進などは国策銘柄です。

そこで2020年の中心テーマだけでなく、政策の続く国策銘柄の中から低位株を紹介します。
 

国策銘柄 2020年の低位株一覧

2020年の国策銘柄は多数ありますが、今回は低位株を紹介。

業種問わず、好材料次第で株価上昇に期待できる国策銘柄を厳選しました。

この機会に是非確認してみて下さい。

銘柄名市場時価総額上場日株価(8月18日終値)事業内容
ITbookホールディングス(1447)マザーズ105億円2018/10533円マイナンバー本命銘柄。人材、防災など複数事業も展開
ヒップ(2136)ジャスダック24億円2006/12615円開発系技術者派遣の中堅。自動車軸に電子、ソフトウェアの開発設計が主。治験業務支援撤退
カイオム・バイオサイエンス(4583)マザーズ124億円2011/12298円独自の抗体作製技術を持つ理研発の創薬ベンチャー。新型コロナに対する抗体作製案件を受託
アール・エス・シー(4664)ジャスダック16億円1997/1548円警備事業中堅。警備、清掃、設備管理を結合した総合管理サービス志向。人材派遣、介護を育成
リプロセル(4978)ジャスダック324億円2013/6434円ES/iPS細胞技術が中核。医療従業者を初期ターゲットに新型コロナワクチン開発
フジクラ(5803)東証一部59.8億円1998/7301円電線御三家の一角。独立系。フレキシブルプリント基板(FPC)で世界有数
JVCケンウッド(6632)マザーズ249億円2008/10152円あおり運転対策。市販製品絞り込み、業務用システムと車載機器に重点
スリー・ディー・マトリックス(7777)ジャスダック136億円2011/10415円医療製品の開発に国内外で傾注。新柄コロナ抗体検査キットを中国企業と共同開発
ワイヤレスゲート(9419)マザーズ81億円2012/7768円無線LAN構築。オンライン教材や学習塾で追い風

 
上記国策銘柄の中でも、特にITbookホールディングス(1447)は注目しています。

当銘柄は「行政向け」「独立行政法人向け」「民間企業向け」「金融業界向け」の4つの事業分野を展開しており、行政向けの事業では政府が本腰を入れているマイナンバーの促進活動を手掛けています。

しかし、8月の第1四半期決算短信発表は新型コロナの影響で赤字拡大、また、空売り機関の標的となり株価は軟調。

トレンド反転に時間を要することになりそうですが、将来的に期待大の国策銘柄といえます。

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国策銘柄 2020年の注目3銘柄

低位株のみならず、中位株、値嵩(ねがさ)株も踏まえて2020年注目の国策銘柄を3つ厳選しました。

こちらも確認して銘柄選びの参考にしてみて下さい。
 

ウィザス(9696)

ウィザス(9696)は集団指導塾「第一ゼミナール」を運営する教育機関です。

政府は2018年から教育政策に重きを置き、ICT環境の促進など熱心な姿勢を取っています。
※PCやタブレットを用いてインターネット教育する方法

教育関連銘柄は国策銘柄の1つです。

教育ICTに対する政府の取り組みにより、ウィザスも恩恵を受けると考えています。

また、国の教育政策もさることながら、ウィザスはコロナ禍の影響がより追い風になると考えられます。

理由は集団指導塾の他に運営している通信制高校「第一学院高等学校」の需要です。

コロナ禍で通学不要な通信制学校のニーズが高まり、将来的に通学に代わって通信制が伸びる可能性があります。

教育や医療などの公共サービス企業が物色される中、ウィザスは株価464円(8/18終値)。

買いやすさと時流次第で、株価上昇に期待できる国策銘柄だと言えます。
 

スマレジ(4431)

スマレジ(4431)はiPhoneやiPadを使ったクラウドPOSレジ事業を展開する企業。

20年4月期の経常利益(非連結)は7億5100万円(前期比84.1%増)に拡大、7月の登録店舗数は86,656店(前月比1.6%増)と業績好調です。

同社を国策銘柄に選定した理由はキャッシュレス決済

我が国では2025年までにキャッシュレス決済比率を約40%に引き上げる方針で、国は様々な政策を打ち出しています。
※2020年8月現在は約20%

記憶に新しいのは6月30日に終了したキャッシュレス・ポイント還元事業ですが、次の施策は9月1日から始まるマイナポイント。

国が当対策に本腰を入れているのが目に見えるので、キャッシュレス関連銘柄は注目です。

中でもスマレジは業績だけでなく扱うキャッシュレス決済数が豊富

クレジットカード8種類、電子マネー決済15種類、QR・バーコード決済9種類、顧客ニーズに応えたサービスが魅力です。

スマレジの対応キャッシュレスブランド

スマレジの対応キャッシュレスブランド

さらなる成長に期待できる有望国策銘柄だと考えます。
 

アスカネット(2438)

国策銘柄の大穴はアスカネット(2438)です。

同社は葬儀用遺影加工や個人写真集が柱の企業ですが、注目理由は2011年より開発を進めている空中ディスプレイ「ASKA3D」です。

ASKA3Dは何もない空間に映像や物体を表示させる近未来の技術で、アスカネットは特許も取得しています。

しかし、高単価かつ量産不可のため市場に出回らないのが現状。

そこで空中結像を可能とするガラス製プレートを量産するため、アスカネットは2020年6月に技術開発センターを設立しました。

2021年4月期は開発・試作段階のようですが、成功すれば国内外の投資家が注目するでしょう。

では、本題です。

アスカネットを国策銘柄に選定したのは、自動運転関連銘柄に該当するため。

自動運転車は世界中で技術開発に力を入れており、2030年には世界全体で2兆2700億円の市場規模になる調査結果が出ました。

同社の「ASKA3D」は自動運転車に採用、すでにコンセプトカーに搭載されています。

もし、大量生産ができれば株価上昇は必須ですが、開発から約10年の期間を要しているので一筋縄にはいかないでしょう。

大穴の理由は時間を要する可能性を考慮したためです。
 

国策銘柄 2020年も「国策に売りなし」

2020年も国策銘柄は要注目です。

新型コロナ、自動運転、マイナンバー、教育、キャッシュレスなど話題は尽きません。

抑えるテーマは広範囲ですが「国策に売りなし」の格言通り、2020年も上昇に期待できる個別株は多数あるので、銘柄選びに困っている方は参考にしてみて下さい。

国策銘柄同様にバイオ株 AI(人工知能) の本命株も厳選したのでご参考にどうぞ。

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