2021年は様々な経済イベントが控えており、いち早くテーマを抑える事が重要です。
テーマの移り変わりを先読みできれば、来年の投資戦略を立てやすくなること間違いなし。
来年のテーマを取り上げつつ抑えなきゃ”損”する2021年のテーマ株を予測するので、株式投資の参考にしてみて下さい。
記事の目次
2021年は注目テーマが目白押し
新型コロナウィルス感染拡大により2020年は経済・エンタメ系イベントの延期が相次ぎました。
2021年は予定通りのテーマに加え、延期となったイベントも主要テーマに絡んできます。
下記は2021年のテーマを時系列で並べた表です。
時期 | テーマ |
---|---|
1月~2月 | 英国のTPP加盟申請 |
3月 | マイナンバーカードに保険証機能の付与 |
春頃 | スーパー・ニンテンドー・ワールド(USJ)の開業 |
7月~8月 | 東京五輪開催 |
8月~9月 | 東京パラリンピック開催 |
10月 | 統合型リゾート(IR)の整備計画の受付開始 |
冬頃 | 東証市場再編の準備 |
東京五輪、東京パラリンピックは新型コロナウィルスの状況次第で不開催の可能性もあります。
他のテーマは予定通りの時期に注目されるはずです。
中でも東証市場再編の準備は2021年冬頃から動き出すと思われるので、絶対に注目をしておきたいテーマでしょう。
では、2021年のテーマ・テーマ株を時期ごとに取り上げます。
1月~2月:英国のTPP加盟申請
英国のトラス国際貿易相は正式なTPP加盟申請を「2021年の初めにしたい」と述べ、前向きな意向を示しています。
仮にTPP加盟が実現すれば英国進出をしている、鉄道車両メンテナンスの日立製作所(6501) や自動車製造の日産自動車(7201) の株価は上昇しそうです。
寿司ロボットメーカーの鈴茂器工(6405) の需要増加にも期待したいところです。
英国は世界貿易輸入国5位。
日本との貿易を活性化する材料となり得るので、日本市場にはメリットをもたらすでしょう。
TPPにはオーストラリア、カナダ、マレーシアなど英連邦の国が多いので、現加盟国との対話もしやすく加盟申請はポジティブに進むものと見ています。
3月:マイナンバーカードに保険証機能
2021年3月を目途にマイナンバーカードは保険証の機能が付与されます。
医師や薬剤師による服役履歴の閲覧も可能となるので、保険証の役割だけではなく活躍の場が広がりそうです。
マイナンバーカード促進活動を行うITBOOKホールディングス(1447) は狙い目かもしれません。
2020年10月現在のマイナンバーカード申請数は約2600万件(人口の約20%)、今後の申請数は右肩上がりに伸びると推測します。
春頃:スーパー・ニンテンドー・ワールド(USJ)の開業
コロナ禍で開業延期しているユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が2021年春頃に開業予定。
600億円超えの当プロジェクトは、2014年に開業した「ハリーポッター」の450億円を大いに上回る期待感があります。
言わずもがな恩恵を受けるのは任天堂(7974) 。
スーパー・ニンテンドー・ワールドの開業以降、任天堂は権利収入を見込めるので、業績に好影響を与えるはずです。
「Nitendo Switch」や「あつまれどうぶつの森」の販売好調な同社はさらに追い風を受けます。
コロナが終息する頃にはインバウンド需要も見込めるので、スーパー・ニンテンドー・ワールドの開業には要注目です。
7月~9月:東京五輪・パラリンピック開催
2021年の株テーマの「肝」である東京五輪。
国際オリンピック委員会の幹部は「新型コロナにかかわらず開催する」と述べていますが、現在のコロナ感染状況、ワクチン開発の進捗状況では何とも言えません。
東京五輪関連銘柄に急いで目を向ける必要はないでしょう。
ただ、開催が決定すればインバウンド関連の個別株はチャンスです。
割安化しているJR東日本(9020) は短・中・長期どの投資家タイプも狙えるので抑えておきたいところ。
他にもホテル関連で帝国ホテル(9708) や東京急行電鉄(9005) 、「食べログ」の英語サイトも運営するカカクコム(2371) は飲食関連で注目です。
10月:統合型リゾート(IR)の整備計画
観光庁は2021年10月1日~2022年4月28日の間、IR誘致を希望する自治体の中から最大3ヶ所を選定。
有力候補地は大阪、神奈川と見られています。
カジノ施設向け電子決済ソリューションを手掛けるテックファームホールディングス(3625) は整備計画の受付開始頃、株価に影響が及ぶかもしれません。
警備業大手のセコム(9735) も対外観光客の受け入れを前提としているので、セキュリティ強化の側面から期待できそうです。
2018年7月に可決した統合型リゾート(IR)実施法から約3年半。
コロナ禍の影響で延期をしましたが、ようやく2021年の株テーマとして本格的に動き出すことでしょう。
冬頃:東証市場再編の準備
2021年最大の株テーマ「東証市場再編の準備」が2021年の年末頃から影響し始めます。
2022年4月に東証一部、東証二部、ジャスダック、マザーズの4市場はプライム、スタンダード、グロースの3市場に再編予定です。
市場再編の目的は上場企業の質の向上。
再編後の上場条件は見直されるので、スタンダード行きが近い東証一部銘柄は買収するか買収されるか、何かしらの動きを取る可能性があります。
地方銀行株は再編後の条件「流通時価総額100億円以上」にほぼ該当しないので変革が起きるでしょう。
また、素直に東証一部 → スタンダードに鞍替えする個別銘柄も注意です。
市場の鞍替えにより時価総額に変化が出ることで、関連銘柄の株価にも影響が及ぶ可能性が高いです。
注視する必要のある個別銘柄は判断次第、追って公開していきます。
2021年の株テーマ 先取りで投資戦略に活かせる
2021年は株価に影響するイベントが盛りだくさんのため、テーマを抑えた投資戦略は大いに活かせるでしょう。
2021年のテーマを先取りして投資戦略を立ててみて下さい。
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