ディフェンシブ銘柄 注目したい「おすすめ3銘柄」を紹介

 2020/02/14

ディフェンシブ銘柄とは、景気による影響を受けづらく安定性の高い銘柄を指します。

主に生活必需品にあたる食品や医療品、ライフラインである電力や鉄道関連の銘柄です。

これら業種が投資銘柄であることは広く知られています。

そこで、元証券マンの管理人が、代表的なディフェンシブ銘柄ではなく目立たないけれど注目しておきたいディフェンシブ銘柄を厳選。

当記事をご一読いただき、あなたの銘柄選びに役立てていただけますと幸いです。

ディフェンシブ銘柄とは?

ディフェンシブ銘柄は、外的要因を受けても比較的株価が落ちづらい銘柄のことを言います。
※企業の商品やサービスが要因ではなく、株価に影響を与える材料。リーマンショックや地政学リスク、最近ではコロナショックが挙げられます。

ディフェンシブは文字通り「守備的」という意味を持ち、景気の変動を受けにくく業績が安定している銘柄です。

景気後退局面で市場の主役になります。

相場の地合いが悪い時の避難先として投資資金が集中しやすいためです。

つまり、ディフェンシブ銘柄は相場が悪化した時に需要の高い銘柄と位置付けることができます。

 

ディフェンシブ銘柄の主要業種

東京証券取引所では、銘柄を33業種に分類しています。

内、ディフェンシブ銘柄として目立つのは5業種。

主要業種は下記の通りです。

 ディフェンシブ銘柄 主要業種

■鉄道
例:JR東日本(9020)、JR西日本(9021)、東急(9005)

■電気・ガス
例:東電HD(9501)、関西電(9503)、東ガス(9531)

■医薬品・医療機器
例:大日本住友(4506)、大正薬HD(4581)、エーザイ(4523)

■食品
例:キリンHD(2503)、味の素(2802)、ヤクルト(2267)

■インフラ整備
例:大成建(1801)、大林組(1802)、鹿島(1812)

人間が生活する上で欠かせない生活必需品などが該当します。

外的要因によって市場全体への影響が大きくても、需要は変わらないのが主要業種です。

このように株価が安定傾向にある銘柄は、ディフェンシブ銘柄と言えます。

ただ、安定感がある分、株価の値動きが小幅なのも特徴です。

守備的な動きを取るので、キャピタルゲインを狙う投資家にはあまりおすすめできません。

 

ディフェンシブ銘柄 注目しておきたい3銘柄

それでは本題です。

今回私が選んだ3銘柄は、ディフェンシブ銘柄の主要業種を無視しています。

共通点は「需要」。

相場が悪化した時でも、需要の高い銘柄を証券マン目線で厳選しました。

一つ目の銘柄ははせがわ(8230)です。

はせがわ(8230)

はせがわ(8230) 公式HP

はせがわ(8230)は仏壇・仏具の小売専門店で業界首位の企業です。

小売り業以外にも、墓石や屋内墓苑の販売を積極化。

リーディングカンパニーとして業界をけん引しています。

また、業界では珍しくネット通販戦略を立てており、楽天やロハコに続きアマゾンにも出店しました。

そんなはせがわの需要は、高齢化社会です。

日本の総人口は2050年に9,515万人まで減少する想定で、内65歳以上の高齢者は3,764万人(39.6%)と言われています。

これは2004年12月にピークを迎えた総人口12,784万人、高齢者2,505万人(19.6%)だったことを踏まえると、急激な高齢化推移です。

避けられない社会問題を前に、時代に合わせて運営戦略を練るはせがわはディフェンシブ銘柄としての期待が持てます。

株価チャート ※週足

はせがわ(8230) 株価チャート

株価

財務指標 ※2020年2月12日時点

業績 ※四季報2020年1集より

ご覧の通り、財務指標・業績は芳しくありません。

消費増税後の影響もあり、主力の仏壇・仏具、墓石や屋内墓苑の売上は低下。

システム構築による投資費用や、物流拠点移設による負担も重荷となりました。

しかし、注目すべきはチャートと配当金です。

2019年は米中貿易摩擦やトランプリスクなど、様々な外的要因が発生したものの、はせがわのチャートはほぼ横ばいで推移しました。

外的要因の影響をほとんど受けていない証拠です。

また、業績が落ち込んでいながらも、配当金を維持

投資家還元の姿勢が伺えます。

先述の生活必需品ではありませんが、ディフェンシブ銘柄として評価できると言えます。

株価400円前後(2月12日現在)のため、少額投資家も手を出しやすい銘柄でしょう。

 

アートネイチャー(7823)

アートネイチャー 公式HP

アートネイチャー(7823)は男性向けかつらや増毛商品で業界トップの企業。

女性向け商品も業界2位と、着々とシェアを伸ばしています。

今回、ディフェンシブ銘柄として同社を厳選した理由は、コンプレックス商品が事業の主軸だからです。

現日本は高齢化社会の進展やストレス社会に加え、アンチエイジング志向の高まりをみせています。

日本人は劣等感に強い人種です。

毛髪市場の拡大に期待できる中、外的要因が発生したからといって需要停滞するとは考え難いです。

では、アートネイチャーの財務指標と業績を見ていきます。

株価チャート ※週足

アートネイチャー(7823) 株価チャート

株価

財務指標 ※2020年2月12日時点

業績 ※四季報2020年1集より

PBR1倍以下、PER15倍以下で2月12日時点の株価は割安と言えます。

自己資本比率も59.4%と高い水準です。アートネイチャーの財務指標は申し分ないでしょう。

次に業績を見てみます。

2018年こそ男性向け商品の売上高減少や、販売スタッフの営業基盤整備によって純利益は減少。

しかし、その後は順調な回復を見せています。

増毛新商品の売れ行きも好調でありながら、さらなる裾野を広げるために自社サイト経由で育毛剤を発売。

四季報2020年1集も年々右肩上がりで想定していました。

外的要因に左右されずらい、ディフェンシブ銘柄と考えられます。

 

ヴィレッジヴァンガード(2769)

ヴィレッジヴァンガード

ヴィレッジヴァンガード(2769)は「遊べる本屋」をコンセプトに書籍、CD、雑貨、食品等の複合小売店を展開。

サブカルチャーの聖地とまで言われた同店は、独創的な空間を提供し続けています。

本屋でありながら、売上の中心は雑貨や食品。

ヴィレッジヴァンガードらしい商品ラインナップが、顧客にワクワク感を与えられているようです。

これがディフェンシブ銘柄の選定理由です。

ヴィレッジヴァンガードは顧客が根強いファンとなり、リピーターとして戻ってきます

景気変動を受けず業績が安定しやすいので、連想売りが起きずらいのも特徴です。

チャートからも見て取れます。

株価チャート ※週足

ヴィレッジヴァンガード(2769) 株価チャート

株価

財務指標 ※2020年2月12日時点

業績 ※四季報2020年1集より

2019年1月からヴィレッジヴァンガードの株価は横ばいに推移。

はせがわ(8230)同様、外的要因による株価への影響をほとんど受けていません

チャートに動きがあったのは株主優待です。

権利確定月(11月)に向け、7月頃から徐々に個人投資家の買いが集まる展開でした。

ヴィレッジヴァンガードの株主優待は10,000円相当のお買物券。

優待利回りも9.96%(2月12日現在)と高く、人気優待の1つと言えます。

また、配当利回り1.39%(2月12日現在)で配当金は14円です。

総合利回り11.35%もの還元を受けられるので、中長期保有に適したディフェンシブ銘柄です。

 

ディフェンシブ銘柄 大事なのは「需要」の見極め

生活必需品に関わる主要業種でなくとも安定性のあるディフェンシブ銘柄はあります

今回は3銘柄厳選しました。

景気変動時の業績やチャートを踏まえつつ、需要を見極めることが大切です。

ここでいう需要とは、消費者の需要

物事の背景を考えながら、不安定相場に負けない勢いがあるのかを吟味します。

是非、ディフェンシブ銘柄選びの参考にしてみて下さい。

他にもテーマに沿った銘柄選びを行いました。

この機会に5G関連銘柄 AI関連銘柄 の記事もあわせて確認して下さい。

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