9月16日の臨時国会で第99代首相に菅義偉自民党総裁が選出されました。
経済政策はアベノミクスを継承するため世間では”スガノミクス”と呼ばれ、投資家の間では政策関連銘柄のことをスガノミクス銘柄と呼ぶことも。
当記事では菅首相の発言をヒントに、株価上昇に期待できるスガノミクス銘柄を厳選。
複数テーマから有望株を厳選したので銘柄選びの参考にしてみて下さい。
記事の目次
スガノミクス銘柄 大本命3銘柄
私はスガノミクスの「地銀再編」「デジタル行政」「不妊治療」のテーマに注目しています。
各テーマからスガノミクス銘柄を厳選しました。
※スガノミクス銘柄は9月10日時点で厳選
チェンジ(3962):地銀再編
チェンジ(3962)※はスガノミクス銘柄の大本命です。
※企業・公共団体へIT技術やデジタル人材育成サービスを提供。子会社がふるさと納税サイト運営
菅首相は9月2日の記者会見で「地方銀行の数が多すぎる」「必要あれば金融政策を進める」と発言、地銀再編に力を入れる姿勢が垣間見えています。
そのわずか5日後、チェンジは地方銀行向けデジタルトランスフォーメーション(DX)支援の本格展開を公表しました。
子会社のふるさと納税業務を通じ、DXは地銀再編に必要な要素であると位置付けたようです。
つまりチェンジは「地銀再編」だけでなく「デジタル行政」「ふるさと納税」のテーマにも該当しています。
業績もコロナ禍の影響で追い風。
事業柱のデジタル人材育成は、4月以降の企業研修がオンライン型に移行したことで業績好調を継続しています。
8月12日の第3四半期決算発表では、連結経常利益32.9億円(前年同期比4.8倍)に急拡大。
通期の同利益を29.8%上方修正(26.2億円→34億円)、増益率も2.7倍→3.6倍に拡大し、9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしました。
まさに「国策に売りなし」とはチェンジのような銘柄を指すでしょう。
ITBOOKホールディングス(1447):デジタル行政
デジタル行政のスガノミクス銘柄は、以前テンバガー 2020年の候補銘柄 でも取り上げたITBOOKホールディングス(1447)です。
スガノミクスの始動で同社は勢いづくと考えられます。
理由はデジタル庁の創設です。
新型コロナウィルスの助成金対応ですっかり”IT後進国”となった我が国の体制を変えるべく、菅首相はデジタル庁創設を「最優先課題」と報じています。
医療、教育の場でもオンライン化の遅れが目立ったことも要因です。
ITBOOKホールディングスは行政のデジタル化を支援するため、AI・RPAの活用とクラウド利用などによる業務及びシステムの改革を推進しています。
マイナンバーカードの促進活動も重要です。
政府のマイナポイント事業が9月1日よりポイント付与を開始するも、予算上限である4000万人の内申請者数は約400万人。
予定数のわずか10分の1ほどの数です。
今後のデジタル庁の創設およびスガノミクス本格化により、普及が遅れているマイナンバーカードへの取り組みが加速する見方が取れます。
SERIOホールディングス(6567):不妊治療
SERIOホールディングス(6567)は子育てと仕事の両立を目指す女性対象に、就労支援や育児支援事業を展開する企業です。
2018年3月上場以降、業績は毎期右肩上がりで事業の好調さが伺えます。
同社の選定理由は、不妊治療問題の緩和による待機児童の解消です。
菅首相は9月8日、党本部で開かれた立会演説会にて「不妊治療への保険適用を実現する」ことを表明しました。
実現までに1~2年かかると述べていますが、その間に助成制度を増やしていきたいとも述べています。
アベノミクスで進めてきた教育無償化や男性の育児参加の実績を基に、スガノミクスも政策を継承しつつ、待機児童問題の解決に期待したいところです。
不妊治療への保険適用案が通ればSERIOホールディングスの株価上昇に期待できるでしょう。
スガノミクス銘柄は「新テーマ」に注目
菅首相は就任前から「アベノミクスの支持・継承」を強調、経済重視の政策に最低1年は期待することができます。
ただ、このままアベノミクスを横展開させても衰退するのが目に見えています。
言うならばネタ切れです。
以前から動かせる政策余地はほとんどなく、マイナス金利の深掘りはかえって銀行負担が増し、国債の買い入れは財政不安をより一層深刻化させます。
要するにアベノミクス政策にはテコ入れが必要です。
現政策のテーマからスガノミクス銘柄を発掘するのは厳しいと捉え、スガノミクス銘柄は菅首相の発言を重視することとします。
気になるテーマはざっとこの通り。
・地銀再編
・ふるさと納税
・マイナンバー
・GoTo キャンペーン
・カジノ
・デジタル行政
・不妊治療
すでに上記テーマから物色されている個別銘柄は多数あります。
例えば携帯料金引き下げは、以前から「携帯電話料金は4割値下げできる余地がある」と菅首相は表明しており、スガノミクス始動後に本腰を入れる可能性が高まりました。
菅政権誕生が現実味を帯びたことで、大手携帯キャリアのNTTドコモ(9437)、KDDI(9433)、ソフトバンク(9434)は連日株価下落。
代わって格安SIM関連株の日本テレホン(9425)、日本通信(9424)は急騰しました。
上記は思惑買いによる一例に過ぎず、本格的なスガノミクス銘柄の動向はこれからの話です。
もし、スガノミクス関連テーマから急騰株を見つけるのであれば話題株セレクト を推します。
特化型アルゴリズムを搭載する話題株セレクトは、市場のファクターを分析して急騰期待のテーマ株を自動抽出する優れモノです。
きっとあなたの銘柄選びに役立てられると思います。
スガノミクス銘柄 まだまだ株価上昇に期待
注目テーマの「地銀再編」「デジタル行政」「不妊治療」よりスガノミクス銘柄を厳選しました。
すでにチェンジ(3962)、ITBOOKホールディングス(1447)、SERIOホールディングス(6567)の株価は動き出していますが、まだスガノミクスは始動したばかり。
引き続き注目できる個別銘柄です。
スガノミクスは多数テーマに期待できるので、今後も情報追記していきたいと思います。
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・2021年のテンバガー候補
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