日本人の多くは「投資」を懸念する…その理由とは?

 2018/04/27

日本人はなぜ投資を遠ざけるのか?

「お金が嫌い」そう答える日本人は少ないだろう。むしろ好きな人の方が多いはずだ。しかし、諸外国と日本の金融資産構成比(日本銀行調査統計局)を比べてみると面白いことが分かる。

日本では現金・預金が半分を占めており、他の約30%は保険や年金・定型保証など、株式等が約8%、投資信託が約5%、債務証券が約1.5%、その他が約3%となっている。

一方、アメリカの割合を見てみると、現金・預金が約14%しかおらず、保険や年金・定型保証などが約30%、株式等が約35%、投資信託は約10%、債務証券が約5%、その他が約3%となっており、現金・預金と株式等・投資信託に大きな違いがみられる。

このデータを見る限り、日本は貯金を優先し、アメリカは資産運用を優先していることが明らかだ。ではなぜ、日本人の多くは投資ではなく貯金が選ばれるのだろうか?一つの理由として、日本人の国民性が関係していることが挙げられる。例えば、真面目に働き続け得た収入によって生活していく…この感性にとらわれすぎているのだ。

また、日本では諸外国と異なり投資教育はほとんど行われない。アメリカやイギリスなどでは幼少期から学校だけでなく家庭でも投資に関する教育が行われており、投資をポジティブに捉える傾向にある。

一方、日本ではこうした教育がほとんど行われていないため、どうしてもリスクばかりが目に付いてしまい、なかなか資産運用に進めないと考えられる。

 

日本人は投資リテラシーが不足している

日本人は元々「金融リテラシー」が不足しているとの声が挙がっているが、実は投資に関するリテラシーも不足していると言える。

例えば、投資による資産形成に対して「投資はリスクが高く、資産が一気になくなるのは怖い」ということから投資には手を出していないという人はかなり多い。

しかし、リスクだけがイメージを先行している状態では、リターンを得るチャンスを逃してしまっていると言っても過言ではないだろう。

また、投資=ギャンブルと認識している人も少なくない。リスクがある以上はギャンブルと捉える人もいるのだが、長期的観点からの投資、積立・分散投資によるリスク低減など、ギャンブル的ではない投資方法はいくつもある。

これは、投資リテラシーが不足しているために投資=ギャンブルという認識になってしまっていると考えられる。

投資や金融の知識について学ばない人は多いだろう。しかし、将来的に必ず付いて回るお金の知識をなぜ学校や家庭で教えないのだろうか。かなり詳しい部分まで学ぶことはしないまでも、将来に役立つ知識を身に付けることは非常に重要だと感じる。

 

日本の若者に投資は普及するのか?

日本人の世代の中でも特に投資から縁遠くなっていると言われているのが、実は若者世代である。若者は「投資できる資金がない」ということだけではなく、投資はリスクがあるものという認識から遠ざけている人が意外と多いのだ。しかしそんな状況を打破しようと、様々な動きが見られるようになっている。

例えば、2018年1月からスタートした「つみたてNISA」は、資金が少額でも始められる積立投資である。非課税投資枠は毎年40万円までで、非課税期間は最長で20年間となっている。

さらに投資普及を目指し、各証券会社では若者向けの投資講座を開設し、若者に向けて正しい投資・資産運用の知識を紹介している。

若者の間の懸念事項として、少子高齢化が進行する中で将来本当に生活できるほどの年金がもらえるかどうかという点が挙がっている。こうした将来のお金に関する問題には興味を示すものの、いまいち資産運用を行う気持ちにはつながっていない。

そのため若者に向けて投資教育を行うことにより、日本人の投資人口を増やす狙いがある。正しい知識を身に付ければリスクを最小限に抑えて将来の資産を増やしていくことは可能であるため、若者を中心に投資ニーズが高まることを期待したい。

当サイトで投資顧問業者の検証を行った結果、若者が知識なく利用しても問題のない投資顧問は雅投資顧問 TMJ投資顧問 だ。プロのアナリストのサポートあるので、株式投資の初心者も安心だろう。前途ある若者も検討してほしい。

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