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ミンカブとは?
株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド(以下ミンカブ)は、東京都千代田区神田に本社を構える2006年7月に設立された企業です。代表取締役社長は瓜生憲氏であり、2018年11月1日時点で82名の従業員を抱えています。
ミンカブはメディア事業とソリューション事業を行っていますが、特に力を入れているのがメディア事業です。
メディア事業では株に関連するサイト「みんなの株式」「株探」などの運営から、投資信託や仮想通貨、保険など、幅広い金融商品に関する情報を伝えるメディアサイトをいくつか運営しています。
ソリューション事業では情報コンテンツやアプリケーションをソリューション化し、企業に提供する業務が中心です。
金融機関向けのシステム開発や運用ノウハウの提供、メディアサービスの構築と運営などを手掛けており、長年培ってきた技術や知識を活かした事業展開が進められています。
ミンカブの業績は?
ミンカブの業績推移ですが、売上高は第8期(2014年3月期)から順調に右肩上がりで推移していることが分かりました。
直近の第13期・第3四半期における単体業績は1,419,304千円であり、既に第12期(2018年3月期)の単体業績を上回っています。2018年3月期の当期純利益率は赤字となっています。
これは、数年前に海外展開を目指してメディア事業を整理した際に特別損失を計上している最中です。
当期純利益率は当面赤字が続いてしまうものの、営業利益率が約10%とキャッシュ自体は増加しているため、それほど心配する必要もないでしょう。
ミンカブIPOの注目点とは?
続いて、ミンカブのIPOにおける注目点をご紹介していきましょう。IPO概要は以下の通りです。
IPO情報
公募株数 | 1,000,000株 |
主幹事 | SBI証券 |
売出株数 | 2,151,200株 |
単元株数 | 100株 |
仮条件 | 未発表 |
上場市場 | 東証マザーズ |
業種 | 情報・通信業 |
IPOスケジュール
ブックビルディング期間 | 3月1日~3月7日 |
公開価格決定日 | 3月8日 |
購入期間 | 3月12日~3月15日 |
上場日 | 3月19日 |
ミンカブのIPOにおける注目点としては、当選株数が公募株数と売出株数合わせて3,151,200株、単元株数が100株なので当選本数がかなり多いことが挙げられます。
当選本数が多いということは、それなりに当たりやすいとも言えるので、証券会社にも注目してみると良いでしょう。また、東証マザーズ上場で想定時価総額が約120億円、吸収金額約30億円の中型案件となります。
若干大きめの案件になるので、初値の伸びはそれほど期待できませんが、トレンドは人気の高いAI・クラウド関連ということもあり、多くの投資家から注目を集める可能性は高いです。
ミンカブIPOの主幹事は?
ミンカブIPOの主幹事はSBI証券で、副幹事がSMBC日興証券となっています。
まだ割当率や当選本数などは発表されていませんが、基本的にSBI証券やSMBC日興証券から当選を狙っていった方が良いでしょう。また、岩井コスモ証券や楽天証券、マネックス証券などからも当選のチャンスがあるので、ぜひチェックしてみてください。
ミンカブ上場後を予想
初値はどうなる?
ミンカブの上場後の初値予想ですが、トレンドと知名度は申し分なく、業績も問題ありません。
ただ、やはり東証マザーズではどうしても重めで、他の類似企業と比べても予想PERが約78倍と割高感があります。
しかも、上場日の3月19日はミンカブ以外にKHCとコプロ・ホールディングスが上場します。上場日が3社被っていることで買いが分散されてしまう可能性が高いでしょう。
そのため、初値は想定しているものよりも若干上昇する程度になると予想されます。
セカンダリーはどうなる?
セカンダリーに関してですが、こちらは初値と異なり大きく上昇する可能性が高いです。
2018年12月にミンカブと同じくAI関連のEduLab(4427)という企業が東証マザーズに上場しました。こちらのIPO時は他にも企業が上場していたため、買いが分散されてしまい初値上昇率は+2.2%に留まっています。
しかし、その後は株価も上昇し、1週間後の12月28日には高値5,130円を付けるまでに至りました。
年始明けは減少してしまったものの、1週間後に高値を記録しているので、IPO直後にセカンダリー投資を実施していた方は、高値の恩恵を受けられたのではないかと考えられます。
ミンカブも初動は上記理由から重くなってしまう可能性が高いですが、トレンドや注目度の高さなども相まって徐々に株価が上昇していくのではないでしょうか。ミンカブはセカンダリー投資も検討してみましょう。
ミンカブIPOのまとめ
ミンカブは、多くの投資家が活用しているメディアサイトを運営しており、利用者数も年々増加しています。業績的にも安定しているので、上場後は株価の上昇も期待できるでしょう。
ただ、東証マザーズの中では比較的重めの案件であること、そして同日上場する企業が他にも2社存在することなどから、初値はそれほど高くならないと予想できます。IPOとセカンダリー投資でも注目しておきましょう。
ミンカブのIPO情報を「投資のプロ」から入手するのもありです。セカンダリー投資が得意な雅投資顧問は企業に赴き直接情報を仕入れるだけでなく、株探でも紹介がされています。今回のIPOでは頼れる情報筋となり得るでしょう。
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