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ウイスキー投資が注目される背景
近年、ハイボール人気から需要が高まっているウイスキー。特に日本産のウイスキーに注目が集まり、ついには原酒不足になってしまい販売を休止せざるを得ないブランドまで表れてしまった。
こうした背景は日本人のハイボール好きが増えただけではなく、実はここ数年日本産ウイスキーが世界で行われている品評会の中で受賞するなど、世界的にも評価が高まってきていることが関係していると言える。
そのため現在特に日本産ウイスキーの価格が高騰しているのだ。
中でも山崎50年は限定品として発売され、当時も1本100万円という高い価格で販売されていたが、現在はオークションで3250万円という高値を付けて落札されるほど注目されているのだ。
こうした需要拡大によって生まれたのが「ウイスキー投資」である。
ウイスキー投資は実物投資にあたり、ウイスキーを樽買いし販売することで収益を得るという方法だ。実は2008年に起きたリーマンショックの際に、様々な資産が価値を落としていく中でウイスキーは価値が下がることなく現在の価格に至っている。
自身でもウイスキーを飲むことが好きという人の中にはウイスキー投資に手を出してみたいと考える人もいるだろう。
ウイスキー投資はメリットばかりではない
売買手数料
ウイスキー投資もいわゆる実物投資であり、全くリスクがないというわけではない。例えば売買手数料は1回につき1.75%のコストがかかってくる。
買う・売るという行為で合わせて3.5%の売買手数料がかかってくるため、その分のリターンは減ってしまうのだ。
株式の場合は1約定ごとというよりも約定代金の合計がいくらまでなら売買手数料が0円という場合や、1日の手数料を定額で設定している場合もあるため、取引量にもよるがウイスキー投資の方が手数料が高いと言えるだろう。
保管コスト
また保管コストが高いという点も、保有する運用する上でのリスクになる。投資信託で例えると信託報酬と同様、保有し続けることで固定のコストがかかってしまう。
利用する企業によっても異なるが、保管コストはアクティブファンド以上になってしまうことも多く、試しに少しばかりウイスキーを購入してみようという場合だと逆に損失を生んでしまう形となってしまうので注意が必要だ。
為替変動
他にも、ウイスキー投資は基本的にポンド建てとなるため、ポンドの為替リスクが発生してしまうこと。
さらにウイスキーは現在人気で高値となっているが、相場が崩れてしまうと古いブランドもののウイスキーを保有していても損失につながってしまう恐れがある。
ウイスキーの関連銘柄にも注目
ウイスキー投資はあくまでも分散投資として取り入れてみても良いかと思われるが、ウイスキーの実物投資を分散投資の一つとしてポートフォリオに組み入れるということをおすすめする。
実物投資は行わないという人は、ウイスキーの関連銘柄に注目してみるのも良いだろう。
ブランドウィスキー銘柄
ウイスキーの関連銘柄として挙げられるのは、上記でも紹介した山崎や響などのブランドウイスキーを製造するサントリースピリッツを子会社に持つ「サントリーホールディングス」や、ブラックニッカやシングルモルト余市など、昔からウイスキーを製造しているニッカウヰスキーを子会社に持つ「アサヒグループホールディングス」などが挙げられる。
サントリーやアサヒはウイスキーに限らず、他の飲料製品なども販売しているため、ウイスキーだけが株価に影響を与えるわけではないが、注目しておきたい銘柄と言えるだろう。
酒類取り扱い企業の銘柄にも注目
また、上記の大手メーカーだけではなく主に酒類を取り扱う、オエノンホールディングス(2533)などにも注目してみるのもおすすめだ。
2018年7月11日現在の終値は432円と比較的低位株であり、ウイスキー相場が今後も高まっていけば株価が大きく上昇する可能性も秘めていると言える。
ウイスキー投資を実物で行うにはもはや希少で手に入らないことが多い。まずはこのような関連銘柄に注目し「投資」を遂行するのもおすすめができる。また、TMJ投資顧問からウィスキー関連銘柄だけでなく、急騰期待の銘柄情報を仕入れるのもいいかもしれない。
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